FC2ブログ

自己解説・人は謳い人は哭く、大旗の前



 明日への神話~人は謳い人は哭く、大旗の前の殆ど自己満足の自己解説。今回は下段の『人は謳い人は哭く、大旗の前』を解説します。

 死神の使いである中央の武装した男は、正義を象徴しているが、常に闘っているため血だらけキズだらけである。
 「正義を行う者は自らもキズつく覚悟をしなくてはならない」という、アンパンマンの生みの親である、故やなせたかしの信条をそのまま踏襲している。
 己の存在を希薄化するように、シルエットに溶け込み背後に潜む(?)破壊神の使徒である長身の黒ずくめの男は、人間の悪意そのものである。だから人影のようにどこにでも現れるのである。
 正義も悪も血まみれの表裏一体の存在である。悪を真っ黒な存在として描いているのに対して、正義はグレーな存在として描いている。
 悪に対して正義はあまりも不確かであやふやな存在であるという自分の信条である。このキャラクターの名前も新城である。
     ↓

(何だかふたりの眼の色が信号機みたいになってしまったw)

 武装した男たちに対して裸で無防備な女は、無知で無力で無防備な日本人そのものである。
 ガレキの十字架の前に座り込む彼女は、あまりにも無力な存在である。そんな彼女の手もまた血にまみれている。
 彼女の後ろに見える打ち捨てられた赤旗は日本の共産主義者の末路である。

 彼らの後ろに横たわるものは、日本の左翼が標榜する見せかけの平和の象徴成れの果てである。
 打ち捨てられた赤旗も平和の象徴も、無力な彼女を守ることもなければ、救うこともない。机上の思想信条では誰も守れないし、誰も救えない。


 シルエットの船は岡本太郎の『明日の神話』に描かれた第五福竜丸へのオマージュだが、実際に津波で陸に打ち上げられた船を描いたものである。この船もまた、日本の現状そのものといえる。
 船の後ろに見えるのは『明日の神話』に落書きされた爆発した福島第一原発である。
 青い蝶は死者の魂である。名も無き死者の魂である。この作品には無数の青い蝶が描かれているが、実際にはこの蝶より多くの人々が震災で命を落としている。
 あまりにも遅筆なものだから、この蝶を描いてる間に、桜塚やっくんとやなせたかしと松谷みよ子と中川安奈と今川雅之と泉政行と川島なお美が、青い蝶の仲間入りをしてしまった(´;ω;`)


 破壊神の使徒である黒ずくめの男が指し示すものは、歪んだ時計である。時計は震災の発生した時間で止まっている。

 自分がこの絵を描いている間に、4年の年月が流れていたが、絵のなかの時計は震災が発生した時間のまま止まっていた。


 打ち上げられた船の帆先に止まるカラスは小さな希望である。帆先に止まっているカラスは、被災地の石巻で発行した報道写真集に収録されていた、実際に陸に打ち上げられた船の帆先に止まっていた鳥をモデルに描いたものである。
 荒廃した大地に最初に戻ってくるのは鳥という話も聞く。天界と地上を結ぶ使者といわれる鳥は復活の象徴でもある。鳥は植物の種を運んでくるからである。
 ひとつひとつの希望は小さくとも、小さな希望を集めていけば、やがては大きな希望になると信じている。


関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

たしかに
正義ってものはあやふやで
定義ってものは特にないですよね

おのおのが正義と信じるものをあげれば
1人1人に正義が存在できてしまいますしね

荒ぶるプリンさん、こんばんは(^-^)

そうなんですよね。人の数だけ正義があるからいさかいや争いが起こるのではないかと思います。
最近ちょっとした対人トラブルがあったばかりなので、自分の正義を絶対視する人が、逆に危ないのではないかと思ってます。
そういう人に限って、独り善がりで独善的なんですよね。

そんなわけで、自分にとって「正義」は取り扱い注意ですね。

No title

ダリの時計だ~。
岡本太郎さん好きなのですね。好き、って言葉は軽すぎますが・・・。
なにか、見る者に迫ってくるような感じがそれっぽい気もします。
妖怪4姉妹と天使さんの絵も並べたのとも合わせて、3年の積み重ねの大作ですね。
軍帽の長身のお兄さんの光の当たったキャンバスの網目から想像するに、
相当な大きさの絵なのだと思われます。その大きさを実感できないのが残念です。
それから、リンクもありがとうです。

Noeliaさん、完成してのご声援のコメントありがとうございます(^-^)

はいダリの時計です(笑)
ダリ大好きです。岡本太郎も普通に好きですよー。普通に好きでいいと思います。

はい、たしかにデカいです。黒ずくめの男は身長190センチ以上、体重百キロ以上のクソデブです。と冗談はこの辺にして、たしかに50号はデカいです。数値上は91×117センチあります。模造紙よりデカイので下絵描くのにものすごく往生しました。上下合わせて畳よりひとまわりくらい大きいです。
上下の長さは2メートル超えるので、アンドレ・ザ・ジャイアントよりデカいのではないかと思います。正直描くのがイヤになります。何度キャンバスを二階の窓から投げ捨てようとしたかわかりません。
キャンバスの網目に目をつけるとはお目が高いですね。

こちらの方こそよろしくお願いいたします(^-^)

No title

こんばんは^^
訪問☆コメントありがとうございます^^

らんさんへのお祝いコメントありがとうございます^^
保護当時はほんとに残念な子と言われたのです^^;
毎日毎日可愛いよ~~と言い続けた結果は
少しは出ているでしょうか(笑)

ぼんさんとよく似た男の子と生活を??
ぼんさんも保護猫さんなので、よくわからないのですが、
私的(親ばか的?)にはアメショーとスコさんとのハーフと^^;
違います??(笑)

私は絵心がなく難しいことはわからないのですが^^;
お上手~~と思います^^
うらやましいです^^

こんな私ですがこれからもよろしくです~~^^

すもっちさん、拙ブログへのご訪問と完成へのご声援のコメントありがとうございます(^-^)

拙い絵ではありますが、褒めてもらえると嬉しいです(^-^)

ウチのコはポイントと青い目で暗がりでは赤く目が光るので、シャム猫の雑種かと思われますが、背中の模様はぼんさんとそっくりなのでそちらの血も入ってるかもしれないですね。
とにかく背中の模様がそっくりなのでびっくりしました。

ウチのコももらってきたばっかのときは、めっかちで口元が抉れてて、親からも何でこんな小汚い猫もらってきたの?と呆れられたものですが、何年か経つと抉れた口元が治って普通の可愛い猫になりましたね。片目は見えないままですけど。

No title

解説を読むと、おーッと成りますね!。って云うか凄い深い絵ですね!。

女性陣、見た目からして余り良い人では無いんだろうなぁ~とは思っていましたが、災害そのものとは奥が深い。1人1人、細かい設定があるのですね。
黒づくめの男性は、人間の悪意なのか!。挌闘系眼鏡さんの仲間だと思ってました(済みません;;)。でも言われてみると、黒づくめさん、嫌な顔してますねー。
無防備な女性=無知で無力で無防備な日本、な処が凄い印象的です。
あと、小さな鳥が希望の象徴って処も、印象的です。

本当にお疲れ様でした。
本気で描かれた絵って、凄い考えられていて、深い意味があるのですね。これからは、絵を見たらちゃんと深読みしたいと思います。

森崎さん、こんばんは(^-^)

殆ど自己満足の自己解説ではありましたが、コンセンサスを得られたようで幸いです。

今回描いた4人の女神はある意味自然現象そのものでもありますが、たしかに人間に優しい神さまではないですよねえ。そもそも日本古来の神さまも恐ろしいから崇めてたという話があるくらいですし。

眼鏡と黒ずくめが仲間というのは強ち間違いではないですね。怪獣でいえばグドンとツインテール、ホラー映画でいえばジェイソンとフレディみたいなものでしょうか。ふたりとも女神の使徒なので、基本的には同質の存在ですね。
ちゃんとイヤな顔に見えますか。それはよかったです。黒ずくめは基本的にはゲスいキャラクターなので。

ふ深いですか。ありがとうございます。本気で描いたというよりは、いやいや描いたという方が強いのでお世辞にも決して褒められたものではないですが、褒めてもらえると嬉しいです(〃∇〃)テヘペロ

No title

ponchさん。こんにちは^^
深いメッセージというか世界観というか
ponchさんの思い描く物語が
一つの作品になったような迫力ある絵ですね。
4年もかけて描かれたっていうのがまたすごい!

MITAさん、完成へのご声援のコメントありがとうございます(^-^)

絵を描き始めたのは震災から2年後なので、足かけ3年、実質的には丸2年ですね。 それにしても遅筆にはちがいないので、お世辞にも決して褒められたものではないですが、それでも褒めてもらえると嬉しいです(〃∇〃)テヘッ
フリーエリア
プロフィール

ASDponch

Author:ASDponch
地上最強の芸術の場外乱闘者を目指し日々孤軍奮闘する自閉症スペクトラム障害(ASD)ponchの自堕落な日常と、社会からはみ出したアウトサイダーの駄話を書いています。
最近はすみっこぐらしにもハマってます。すみっこ仲間絶賛募集中ッッ\(^o^)/

カレンダー
09 | 2020/10 | 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
845位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
創作日記
38位
アクセスランキングを見る>>
リンク
※当ブログはリンクフリーです。 報告は不要なので、リンクはお気軽にどうぞ。
QRコード
QR
検索フォーム