FC2ブログ

ロシアのハゲフサ理論

 前回の記事は中国のハゲの話だったが今回はロシアのハゲの話である。ロシアの政治家にはハゲフサ理論なるものがある。知ってる人は知ってる話だが、知らない人は知らないと思う。こないだブロとものMMさんからハゲフサ理論って何?という質問を頂いたので、自分の知ってる範囲でできるだけ簡潔にハゲフサ理論について説明していくことにした。

・・シ・ヒ・ネ・ケ・ソ。シ・・・png


 ハゲフサ理論というのはものすごく簡単にいってしまうと、ハゲの政治家は当たりだが、フサの政治家はハズレという理論である。
 サムネの画像はレーニンとスターリンだが、ハゲがレーニンでフサがスターリンである。1917年のロシア革命で当時人民に圧政を強いていた皇族から政権奪取して、1922年に世界初の社会主義国家ソビエト連邦を樹立したレーニンは、いわばソ連邦の父とでもいうべき政治家だった。
 ソ連邦の崩壊と共にレーニン像も引き倒され、レニングラードもサンクトペテルブルクに戻ったことでレーニンの存在感は希薄になったが、レーニンの遺体は現在もレーニン廟に安置されてるらしい。
 スターリンはレーニンの死後政権を握ったが、やったことは独裁と粛清だったのでお世辞にもいい政治家だったとはいえないと思う。なおずっとナチの仕業と思われていた「カチンの森事件」でユダヤ人を虐殺したのもスターリンである。正直虐殺数はヒトラーよりスターリンの方が上だったのではないかと思う。

 KGB議長のベリヤはスターリンの腹心の部下で、スターリン政権時代にも粛清には大いに貢献していたが、カチンの森事件のユダヤ人虐殺にも少なからず関与していたのではないかと思う。要するにやってたことはSSの警察長官だったハイドリヒと同じである。スターリンの死後、ベリヤはフルシチョフとの権力闘争に敗れて処刑された。おでこは広いが一応フサの範疇に入るのだろうか。
Лаврентий_Берия,_1920-е_годы

 権力闘争でベリヤを独裁政権から引きずりおろしたフルシチョフは、スターリン批判でその独裁と恐怖政治を世界に暴露し、非スターリン化に基づいて個人崇拝を否定し、集団指導を掲げた。フルショチョフ政権時代は、後に「雪解けの時代」といわれたが、彼を快く思わなかったブレジネフを中心とした反フルシチョフグループの追い落としで失脚して書記長の座から追放された。
furustyof.jpg

 権力闘争の末フルシチョフを政権の座から引きずりおろし新たに書記長となったブレジネフは、コスイギンとポドゴルヌイと共に「トロイカ」といわれる集団体制を組んだ。
 1965年にはコスイギン改革と呼ばれる経済改革を推進するが、1960年代に改革は頓挫し、ソ連経済は停滞する。フルシチョフ政権時代の「雪解けの時代」に対して、ブレジネフ政権時代は「停滞の時代」と呼ばれている。なおソ連がアフガニスタンに侵攻したのもブレジネフ政権時代である。
 ソ連経済の停滞を招いた諸悪の根源ともいえるブレジネフだったが、生涯権力者の座に居座り天寿をまっとうしたようである。関係ないけどブレジネフって北朝鮮の金日成と風貌が似てるよな。
breznev.jpg

 1982年に死去したブレジネフの後に書記長に就任した元KGB議長のアンドロポフは、政治家として社会経済改革路線に乗り出す。残念ながらアンドロポフの死去でアンドロポフ政権は15ヶ月という短命政権に終わってしまったが、アンドロポフ政権がもう少し長く続いていたら、彼の打ち出した社会経済改革も身を結んでいたのではないかと思う。関係ないけどアンドロポフって淀川さんと似てるよな。
andropov.jpg

 1984年に死去したアンドロポフの後に書記長に就任したのはフサのチェルネンコである。チェルネンコ時代は自分も多少は記憶に残っているのでここから先は完全に自分の独断と偏見で書かせてもらうが、「停滞の時代」で悪名高いブレジネフの側近というだけあって、チェルネンコ政権時代のソ連はブレジネフ政権時代の再来を思わせるほどソ連は停滞していた。
 結局チェルネンコ政権は一年余りの最短命政権に終わったが、思えば政権発足当初から棺桶に片足突っ込んだような死にかけのジジイが、震える手で車のハンドルを握るように一国の政権を担うなどかなり無理ゲーだった。
 ソ連時代の政治家では最も愚鈍と思われるチェルネンコだが、ソ連の政治家で一番最初にフルネームを覚えたのがチェルネンコである。チェルネンコのフルネームはコンスタンチン・ウスチノビッチ・チェルネンコだが、自分は「コンコンチキノ・ウスノロビッチ・チャンチャンコ」と覚えた。まさか本当にコンコンチキでうすのろだったとは思わなかったよなぁ。
590676455.jpg

 1985年に死去したチェルネンコの後に書記長に就任したのはアンドロポフと同郷のゴルバチョフだが、ゴルバチョフはソ連邦最後の書記長でソ連邦最初で最後の大統領になった。ゴルバチョフのペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(公開)は当時日本でも知られるほど有名な言葉になったが、1991年に起こった「8月のクーデター」で新連邦条約終結に失敗して、ソ連共産党一党独裁体制とソ連邦そのものを終結崩壊させた。
 ゴルバチョフが就任してから東西冷戦が続いていた世界は1989年にアフガニスタンからソ連軍が撤退したのを皮切りに、同年のベルリンの壁崩壊、翌年の1990年にドイツ統一、1991年にソビエト連邦崩壊とめまぐるしく時代が動いていくのを当時はリアルタイムで見ていたある意味すごい時代だったと思う。
 なお自分の明治生まれの祖父母は昭和天皇が倒れた時点ではまだ存命だったが、昭和天皇が崩御する前の年に他界しているので、年号が昭和から平成に変わる瞬間もベルリンの壁の崩壊も見ることは叶わなかった。
54dbdb74.jpg

 ソ連邦崩壊と共に失脚したゴルバチョフの後にフサのエリツィンがロシア連邦初代大統領に就任したが、エリツィン就任後は急速な市場経済移行に伴う市民生活の困窮、ロシアの国際的地位の低下、チェチェン紛争の泥沼化、強権・縁故政治への批判もあったようである。そういや週刊誌に売春婦のスベタが登場したのもエリツィン政権時代だったな。
Eltsin.jpg

 そして2007年に死去したエリツィンの後ロシア連邦大統領になったのは、現在もロシアの政権を握っているプーチンである。元KGBエージェントだったプーチンはKGB議長から書記長になったアンドロポフを非常に高く評価しているという。大統領就任当初は怪僧ラスプーチンに引っ掛けられ「ラス・プーチン」と揶揄されたこともあるプーチンは、強いロシアの復活を目指しエリツィン以上の強権を推し進めているが、近年のクリミア併合やグルジアとの紛争や第二次チェチェン紛争など旧ソ連邦諸国との火種も抱えている。最近はロシア人の間でも帝政時代のロシアへの回帰願望があると聞くが、プーチンは現代の雷帝イワンにでもなろうとでもしてるのだろうか。
 そういえばプーチン政権になってから原因不明の死が多いと聞くが、暗殺ってKGBの十八番だったよな(´・ω・`)
 今世紀に入ってからは二頭体制でプーチンがロシア首相になったことで、プーチンの側近のメドベージェフが最年少の大統領になってるが、プーチンに比べるとメドベージェフって影が薄いよなぁ。ねらーからは等身大のGIジョーと揶揄されてたけど、2008年の北京オリンピックではオリンピックの開催中にグルジアと紛争おっぱじめて、中共のメンツをつぶすなど好戦的なところもあるし、やっぱりロスケのフサの政治家ってロクなのいないよなぁ。
プーチンとメドベージェフ

※次回の更新は13日(火)になります。








現在の閲覧者数:





スベタなんて名前つけられたらグレるわッッと思った方はポチッとお願いしますッッ








このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは^^

今回はハゲフサの解説ですね^^
こうしてみるとフサは確かに、ロクなモンじゃないですねw
スターリンの様なめちゃくちゃ濃いキャラから、メドベージェフの様なめちゃくちゃ影の薄いキャラまで様々www
特にブレジネフは何か、こんな濃い顔をしてたんだなぁと・・・^^;
アンドロポフは確かに、淀川さんに似てますね^^
エリツィンはこう見るとトランプに似てるし・・・^^;

『ハゲフサの法則』は政治家の当たり外れ以外にも、「ハゲ⇒フサ⇒ハゲ⇒フサ⇒ハゲ⇒フサ」と、今の所は必ず交代交代で政権が巡って来ている所も、凄いですね@@

ゴルバチョフの時代は本当に、目まぐるしかったですよねぇ・・・
自分も『ベルリンの壁崩壊』の瞬間をワイドショーで見ましたが、本当に衝撃を受けました@@
当時は韓国は『近くて遠い国』なんて言われていましたが、旧ソ連や東側諸国なんて言ったらもうそれ以上、当時としては『暗黒の国』。
一度行ったらもう、生きて帰れないんじゃないかと、そんな印象を持っていました^^;
当時は謎の存在だったソ連兵器も、当時はチタンが主流だった戦闘機が「『MiG-25』が実は、鉄でできていた」というのも、驚きでした@@
今では中東が、そんなイメージですよね^^;

No title

ジュディ伍長、こんばんわ(・∀・)ノ

そうですね、前回は中国のハゲの話でしたが、今回はロシアのハゲの話ですね。
今回はMMさんから質問のあったハゲフサ理論を記事にしてみました。
口で説明するより本人の写真を差し挟みながら説明した方が、ビジュアルにわかりやすいのではないかと思いました。

ですよねー、自分もウィキペヂアとか見ながら今回の記事書きましたが、ロシアのフサの政治家ってロクなのいないですよねー。
スターリンとベリヤに到っては粛清が十八番の独裁者でしたしねー(^-^;)
影が薄いメドベージェフも、北京オリンピック開幕早々グルジアと紛争おっぱじめるなど、結構好戦的なとこありますしねー。
いわれていればたしかにロシアの権力者はハゲとフサが交互になってますね。
ロシア人ってハゲが多いんでしょうかねー(^-^;)

ええゴルバチョフ時代は本当に目まぐるしく世界情勢が動いた時代でしたよねー。
沈黙の艦隊の連載が始まったのもゴルバチョフ政権時代でしたが、連載開始当初は東西冷戦中だったのが、連載開始の翌年にベルリンの壁が崩壊して東西に分かれてたドイツが統一して、ソ連崩壊してあっという間に冷戦が終わっちゃったんですよねー。
ベルリンの壁の崩壊は自分も当時リアルタイムで見てましたが、歴史が変わっていくのをリアルタイムで見ていたある意味すごい時代だったと思います。
フォックスバットって鉄でできてたんですかー。そんな重い機体でよく空飛べましたね。
そういえば今世紀に入ってからミグシリーズは製造されてないようですが、ミグって今じゃ北朝鮮くらいしか使ってないんじゃないですか。

No title

こんばんは。

ハゲフサ論なかなか面白いですね。
言われてみるとハゲの連中ってやり手っぽいのが多いですね。
ぷーちん氏、ハゲと言うには微妙に毛が有るしフサと言うには寂しいし…微妙だなぁ~(汗)
僕もリアルで覚えてるのはアンドロポフ氏くらいからでしょうか。
子供の頃、ソ連ってひたすら怖い国ってイメージでしたけどゴルビーが出てちょっと見方が変ったのを覚えてます。
ベルリンの壁…ありましたねぇ。僕は昔西アジアで友達になったドイツ人に「東?西?どっちから来たの?」と間抜けた質問した覚えが。
彼は「今でも日本人はドイツが東西に分かれてると思ってんのか?w」って笑ってましたが。

あ、彗星さんへのコメ返しでも触れて居られますが、ミグって10年以上昔ホンモノ目にしましたよ。
今でも飛ばしてるのかな…。
僕が主に見たのはMig-23(27かも)とかですね。場所はミャンマーとか、トルコと国境を接してる国の辺りとか、あの辺です。
基地と空港が隣同士って所もよくあって、飛行場に用事が有るフリして軍用機観察してました(笑)
で、数度尋問された覚えがあります(笑)

No title

こうして見てみると、
髪のあるなしで功績が変わったりするというのは、
なかなか面白いですね(´∀`)
かの国では何かハゲフサの法則が働いたりするかもと思うと面白いですね(笑)

No title

こんばんは

こうしてあるかないかで見てみると
なかなかおもしろいものがありますね

ハゲウサの法則・・・
これはきっとロシアにとって重大なものなんでしょうね><
それにしてもプーチンにこうして目を合わされたら
蛇ににらまれたかえるになりますね

No title

いぬふりゃさん、こんばん(^ω^∪)ワーン

ハゲフサ理論面白いですかー、それはよかったです。
たしかにロシアのハゲの政治家は革新的というかやり手が多いですね。
プーチンはエリツィンの死後、大統領に就任したときは今よりはフサフサだったと思います。

アンドロポフ政権で自分が覚えているのは大韓航空機撃墜事件くらいでしょうか。
チェルネンコも就任1年余りで死んでいるので、あまり記憶には残ってませんが、チェルネンコは何にもしないで死んじゃったおじいちゃんというイメージしかないですね。
そういえばソ連といえば昔は怖い国というイメージでしたが、ゴルビーで怖いイメージが払拭されたと思ったら、ソ連崩壊しちゃいましたよねー。
ロシアがプーチン政権になってからは、おそロシアなどといわれてるようですが。

そういえばドイツも昔は東西に分かれていましたよねー。
ゾリンゲンも当時は西独製となってたような記憶があります。

ミグの実物見たことあるんですか。それはすごいですねー。
ミグは北朝鮮しか使ってないイメージでしたが、トルコとミャンマーの国境でも飛んでるんですねー。
地理的には社会主義国家とイスラム圏ですが、社会主義国家とイスラム圏では今でも現役なんでしょうか。

わぁ~

ありがとございますぅ。
ぽんこつロボでも解るハゲフサ理論講座ですね。
ふむふむ。ソ連→ロシアの指導者の方たちが
頭が薄いかたの時は、良くって
フサフサの時は、だめ?ってコトなのですね。
すごーい。ホントだー。
解りやすい解説つきでMMにも
理解できましたー。
それにしても見事にハゲフサで
選ばれてますね。まさかそこ規準?
でもプーチンさん怖いなー。

No title

こんにちは!
このような理論があるのですね~
とても分かりやすかったです(^^)
読み進めながら写真もじっくり見させていただきました(^^)

No title

ツバサさん、こんにちわ(・∀・)ノ

そうですね、髪の毛があるかないかで、
政策方針まで変わっちゃうのも面白いですよねー(  ̄▽ ̄)
中国ではハゲの政治家にもロクなのはいないようですが。

No title

荒ぶるプリンさん、こんにちわ(・∀・)ノ

そうですね、髪の毛があるかないかで見てるとなかなか面白いですよね。
重大なものかどうかはわかりませんが、
たしかにロシアではハゲの政治家が多いですよね。

ですよねー、プーチンおっかないですよねー(^-^;)
キャラは結構好きなんですけどねー。

No title

MMさん、こんばん(=^ω^=)ノニャーン

今回は取り上げた人物が多かったので、ものすごく端折った構成になって
しまいましたが、ご理解頂けたようでよかったです。
たしかにロシアの政治家は交互にハゲフサになってますよねー。
アンドロポフが同郷のゴルビーを後継者に推していたのに書記長になれなかったのは、
ゴルビーがハゲだったからかも知れませんねー(^-^;)

ええプーチンおっかないですよねー。何年か前にプーチンの娘と交際してると
吹聴していた韓国人の男が、その後行方不明になっていると聞きます。

No title

ミキママさん、こんばん(=^ω^=)ノニャーン

ええロクナの政治家にはこのような理論があるんですよ。
今回は本人の写真を差し挟みながら説明させてもらいましたが、
ミキママさんにもご理解頂けたようでよかったです。

No title

こんばんは(*'ω')

ロシアでは髪が薄い人がモテると聞きました。
自分は白髪は増えてきましたが現在も髪はフサフサです。
これだけは親に感謝しないといけません。

地元の繁華街に行くとロシア人のオネエチャンによく遭遇します。
冬なのに半袖ミニスカートで闊歩されていて、
思わずガン見してしまいます。
あちらは冬になると氷点下2桁の極寒なので、
こちらの冬の気温なんて全然平気なんでしょうねえ。

No title

らすさん、こんばんわ(・∀・)ノ

ロシアでは髪の毛が薄い方がモテるんですかー。それは初耳でしたねー( ゜o゜)
自分も白髪は多いですが、髪の量も多いですねー。

冬なのに半袖ミニスカはすごいですねー。
氷点下二桁もあると日本の冬も暖かく感じられるんでしょうかねー。
それとも九州が暖かいんでしょうか。
フリーエリア
プロフィール

ASDponch

Author:ASDponch
地上最強の芸術の場外乱闘者を目指し日々孤軍奮闘する自閉症スペクトラム障害(ASD)ponchの自堕落な日常と、社会からはみ出したアウトサイダーの駄話を書いています。
最近はすみっこぐらしにもハマってます。すみっこ仲間絶賛募集中ッッ\(^o^)/

カレンダー
09 | 2020/10 | 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
934位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
創作日記
40位
アクセスランキングを見る>>
リンク
※当ブログはリンクフリーです。 報告は不要なので、リンクはお気軽にどうぞ。
QRコード
QR
検索フォーム