FC2ブログ

発達障害の「こだわり」が招いた悲劇

※この記事は2015年8月28日に公開した記事の再録です。
20150827231323533.jpg
 発達障害者の障害のひとつに「こだわり」がある。「こだわり」がいい方向に向いてくれれば社会的な遺業を成し遂げたり、エンジニアなど専門的な分野で活躍することもあるかもしれないが、実際には社会からのドロップアウトを招いてしまうケースが大半である。

 2015年8月の記事で取り上げた、便秘で死亡した16歳自閉症の少女は「トイレに行くのが怖い」「病院に行きたくない」という「こだわり」が、便秘で死亡という最悪の結末を迎えているが、日本でも自閉症のこだわりが最悪の結末を招いた事件がある。
 なお日本でも1998年に便秘で死亡した女性がいるが、発達障害とは無関係なので今回は割愛する。

 2001年4月に東京の浅草で女子大生を刺殺したレッサーパンダ帽男は、IQ50の自閉症だったと聞くが、これも発達障害者の「こだわり」が招いた最悪の結末の最たるものではないかと思う。

 レッサーパンダ帽男の家庭は母親は既に他界しており、頭の弱い父親は暴力親父という『血と骨』のような家庭で、日頃から虐待を受けて育ったと聞くが、彼は自分の障害を受容できず障害者手帳も破棄してしまったという。
 恐らく彼の頭のなかでは、「自分の障害を認めてしまったら自分は障害者になってしまう→障害者は悪い子→悪い子はお父ちゃんに殴られる」の図式ができてしまい、自分の障害を受容できなかったのではなかろうか。

 結果的に福祉の網からこぼれ落ちてしまった家族は、長男が後年殺人事件を起こしてしまうという最悪の結末を迎えてしまう。
 レッサーパンダ帽男には弟と妹がいたが、妹は稼いだ金をバカな兄と親父にむしり取られていた。
 妹は若くしてガンを患っていたが、兄が殺人事件を起こして逮捕された後も、懸命に働き続けて家庭を支えていたという。

 レッサーパンダ帽男は、最初は女子大生にいたずらをしようとしたら騒がれたので、パニックを起こして殺害してしまったという。
 発達障害者は予想外の事態に対応できず、パニックを起こすが、これも発達障害者のパニックが招いた最悪の結末といえる。

 発達障害者の「こだわり」に悪条件が重なり殺人事件にまで発展してしまう事例は、発達障害者の天才と同じくらい極端だと思うが、いずれはその間にいる自分も含めた最も大多数と思われる、何の才能も持たず社会からもドロップアウトした発達障害者のことをおいおい取り上げたいと思う。

 なお後日談では、レッサーパンダ帽男の妹は、ガンで25歳の若さで他界したという。
 







現在の閲覧者数:





バカな兄を持つと苦労するよねッッと思った方はポチッとお願いしますッッ








このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

悲しい事件ですよね・・・

これはもう、犯人の、亡くなった母親の立場で見てしまうので、心落ち着いていられないという感じです。
レッサーパンダ帽が、こだわり、でしたよね。同じこだわりでも、サカナ君のハコフグ帽と大きな違いです・・・
なんか変なコメントですみません。

ぬいぐるみのパンダからレッサーパンダに飛ぶとは、想像の斜め上でした(^-^;)

NHKが発達障がいのキャンペーンを始めましたが、こういった難しい課題(犯罪との関係)にまで切り込むのか、気になってきました・・・

あ!でも、情報の断捨離、我が家も取り組み始めましたよ。この3日間、テレビオフ生活です。問題は明日、夫がどこまで参加できるかな??

No title

ナカリママさん、こんにちは(・∀・)ノ

パンダからレッサーパンダ帽男へ話題が斜め上に飛んでしまいましたが、
今回の記事は過去記事の再録なので、偶然といえば偶然ですね。

ナカリママさんは犯人の母親の視点で見ているんですね。自分は完全に妹の視点で
見ていました。
同じ自閉症とはいえ、自分は妹と同じ立場でもあるので、若くして病死した妹の
ことを思うと犯人には同情する気になれないです。
レッサーパンダ帽男の最大の被害者は、他ならぬ妹ではないかと思っています。

ナカリママさんのお宅でも情報の断捨離を始めたんですね。
3日もテレビ絶ちする必要もないと思うのですが、テレビダラダラ見て無駄な
時間つぶすよりはいいかもしれませんね。

No title

自分に合った場所や仕事で、
こだわりを発揮できるなら、
当人としても幸せだったかもしれませんが、
こうしてこだわりによって人を殺めてしまったというのは、
本当に残念ですよね(><)

No title

ツバサさん、こんばんわ(・∀・)ノ

発達障害者のこだわりが社会的に有利なものに向けば、殺人事件にまで発展する
ことは無かったかもしれませんね。
殺人事件にまで発展するケースは極端にしても、残念ながら自分のように特別な
才能にも恵まれず、社会からドロップアウトしてしまう発達障害者が大半なんですよね。

決して明るくも前向きでもない内容ですが、発達障害者は自分のように特別な
才能がない社会不適応者が大半だという厳しい現実を多くの人に知ってもらうべく、
今後も啓蒙活動をしていきたいと思っています。

No title

おはようございます

こだわってそれが仕事なり趣味なりできるのは
いいことですが

場合によってはそのせいで自らの命をおとしてしまったり
殺人にまで及んでしまう自体は残念ですよね

おはよう

自閉症の裁判ってなかなか難しそうだねぇ。
判断基準が一般の人ではわからないから、専門家の鑑定が必要だったりしそうだからねぇ。

こんにちは^^

妹さんは、気の毒ですねぇ・・・
犯人も許せませんが、やはり一番許せないのは、虐待バカ親父ですね!
こんな親さえ居なければ・・・と思うと、妹さんがいたたまれません><
自分は兄の立場ですが、弟にはこんな思いをさせたくはありませんが・・・

自分はまだ、ハッキリとは発達障害と認定された訳ではないのですが、今度通院したときに、ちょっと相談してみようかと思います^^;

No title

荒ぶるプリンさん、こんにちは(・∀・)ノ

そうですね、発達障害のこだわりがいい方に発揮されればいいのですが、
実際には社会的逸脱を招いてしまうケースが大半なんですよね。

レッサーパンダ帽男は発達障害者のこだわりが、殺人事件にまで発展して
しまいましたが、まっとうな社会福祉が受けられれば、
殺人事件にまで発展することは無かったのではないかと思います。

No title

ponchさんの記事を読んでレッサーパンダ帽男の事件をさらに調べてみましたが、本当に関係しているすべての人が不幸で救いのない事件でしたね…
こういった事件はタブー視されて表沙汰にならないだけで本当は結構たくさん起こっているのかもしれませんね。

前にやった「MBTI」ではkunchanは伍長殿と同じINFP型だったのですが、このINFP型はADDの特徴と似ていてしばしば混同されることも多いようなので、いろいろと考えさせられます´-_ゝ-)

No title

よしおさん、こんにちは(・∀・)ノ

そうですね、低知能の自閉症だと責任能力の有無が問われると思うのですが、
知能が健常者の半分しかないとなると、身体は立派な大人でも幼児並の知能しか
ないわけですから、精神鑑定も難航したと思いますよ。
バカな父親持つと子供は悲惨な人生を送るということが如実に顕れてる事件
だったと思います。

No title

ジュディ伍長、こんにちは(・∀・)ノ

ですよねー、バカな兄を持った妹は本当に気の毒だったと思います。
そうですね、犯人も許せませんが、子供に暴力振るっても何の罪にも問われて
いない暴力バカ親父が一番許せないと思います。
暴力バカ親父が児童虐待で然るべき処罰を受けて、子供たちと引き離されていれば、
レッサーパンダ帽男が殺人事件を起こすことも無かったかもしれないし、
何より妹も若くして病死することも無かったのではないかと思います。

伍長はお兄さんの立場ですか。ならなおさらこういった事件見るとイヤな気分に
なりますよね。
伍長が発達障害かどうかは自分にはわかりませんが、気になるようでしたら、
一度診療内科で検査を受けてみた方がいいかもしれませんね。
あれこれ悩むくらいなら白黒つけてスッキリした方がいいと思います。

No title

kunchanさん、こんにちは(・∀・)ノ

kunchanさんはこの記事読んでこの事件のこと調べたんですね。
この記事は2年前に公開した記事の再録で、事件そのものも16年前でだいぶ前の
事件ですが、再録した甲斐がありました。
ですよねー、被害者はいうまでもなく、犯人もその家族も悲惨な末路を迎えた、
何の救いもない事件だったと思います。
そうですね殺人事件の犯人や被害者が障害者だと、ぱったり報道が跡絶えること
多いですよね。

kunchanさんと伍長のタイプのINFP型はADHDっぽいところがあるんですねー。
ならINTJ型はASDっぽいとことがあるのかも知れませんねー(´・ω・`)

No title

レッサーパンダ帽男の事件はおぼえています。殺された女子大生は気の毒でした。犯人の家庭環境は悲惨としか言えないですね。その悲惨な環境にしてたのは父親でしたね。
妹は25歳で亡くなってしまったのですか・・・。
少しでもいい思い出をもって旅立たれたと思いたいです。

No title

おっちゃん、こんばん(=^ω^=)ノニャーン

おっちゃんも覚えてましたか。そういえばレッサーパンダ帽男殺人事件から
もう16年も経つんですよね。
当時生まれた子供が高校生ということを考えると、時の流れの早さを感じてしまいますね。

ええバカに殺された女子大生は本当に気の毒としかいいようがありませんが、
犯人の家庭も悲惨そのものでしたよね。
何の罪もない妹が若くして病死してしまったのは気の毒としかいいようがありませんが、
末期はNPOの助力で短いながらも平穏な生活を送ることができたようです。
短い人生で一番平穏な生活を送ることができたのが、ガンの末期というのも皮肉な話ですが。
フリーエリア
プロフィール

ASDponch

Author:ASDponch
地上最強の芸術の場外乱闘者を目指し日々孤軍奮闘する自閉症スペクトラム障害(ASD)ponchの自堕落な日常と、社会からはみ出したアウトサイダーの駄話を書いています。
最近はすみっこぐらしにもハマってます。すみっこ仲間絶賛募集中ッッ\(^o^)/

カレンダー
12 | 2021/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
RSSリンクの表示
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
882位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
創作日記
39位
アクセスランキングを見る>>
QRコード
QR
検索フォーム