前門のラセンウジバエ 後門のカンディル

人間の危機的状況を表す言葉は数多くあるが、自分の頭に咄嗟に浮かんだ言葉が今回の記事のタイトルである。
中南米には恐ろしい人食いバエのラセンウジバエと、人食い魚カンディルが生息している。
ラセンウジバエは人体に数百個の卵を産みつけ、孵化したウジ虫は集団で人体を食い荒らすが、アンモニア臭を出しながら人体を腐らせ体内を食い荒らし寄生主を死に至らしめることもあるため、中南米では撲滅の対象になっている。
最近聞いた話では、中南米に旅行に行った英国人女性がそのラセンウジバエに頭に卵を産みつけられてウジ虫に頭を食い荒らされるという症例もあったので、中南米で外出するなら帽子を被って外出した方がいいだろう。
別の症例では目玉を食い荒らされたり、鼻の穴や口のなかを食い荒らされたという症例もあるので、中南米ではマスクやサングラスもかけて外出した方がいいのではないかと思う。


カンディルはアマゾン川に生息するナマズ科の魚で見た目はドジョウに似ているが、アンモニア臭をかぎつけると尿道や肛門など動物のありとあらゆる穴から潜り込み、魚はエラから潜り込み体内を食い荒らすエイリアンのようなおぞましい魚である。
いったん体内に潜り込まれてしまうと、ヒレが返しになっていて、自力では引き抜けないので外科手術が必要である。
その獰猛な習性から現地ではピラニアよりも怖れられてるが、何しろアマゾン川全域にいる魚なので、今でも犠牲者が後を絶たないという。
とにかくそんな人食い魚に食い殺されたくなければ、アマゾン川では絶対に水浴びしない方がいいだろう。
番外編
こんな可愛い仔ギツネにもエキノコックスという寄生虫が・・・((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

こんな可愛いうさちゃんにも野兎病という病原体が・・・((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

危機的状況といえば「前門の虎、後門の狼」という言葉が有名だが、陸には人食いバエ、河には人食い魚という状況ほど危機的なものは無いのではないかと思う。
虎や狼をも食い殺す人食いバエや人食い魚に比べれば、虎や狼はまだ可愛いものだと思う。
とにかく中南米には陸には人食いバエが、河には人食い魚がいるが、このような身の毛もよだつような人食い生物の話を聞いていると、日本に生まれて本当によかったと思う。

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