拍手千回突破御礼記念企画ッッ!!春画集大紹介ッッ(前編)
前回拍手コメントをくださったmarronさん、いつもありがとうございます(^-^)
拍手千回キリ番おめでとうございます(^-^)v

春画展の記事の拍手数がふたけたに達したので、今回は拍手をくださった皆さんの熱いご要望にお応えして、春画集に収録されてた春画のなかから、自分の独断と偏見で厳選した十枚を紹介します。
なお今回の記事では、春画は芸術作品であるという学術的な見地から、江戸時代の風俗を知るための歴史的資料として無修正で紹介します。

好色十二図 歌川国政 享和3年~文化3年(1803~06) ミカエル・フォーニッツコレクション
全12図中、町家の場面は3図で、残り9図が遊里や茶屋での情景となっている。

天癸両濫 狩野彰信(章信)文化11年(1814)白澤菴
徳川将軍の御用絵師である狩野彰信による春画巻。
「天癸」とは中国医学で人体の成長と生殖機能を促進するもの。「天癸両濫」の題は両性の「天癸」が豊かに溢れ湧くことを願ったといえ、本作が大名家などの婚礼に際して作られたと推測させる。

春宵秘戯図巻き 西川祐信 享保年間(1716~36)中期
京都の浮世絵師、西川祐信の肉筆春画。無背景の素地ながら、夏季かどうかのシチュエーションを、団扇などの小道具表情で描き分けている。
無背景だからこそ想像力を掻き立てられ、ことさら興奮するという趣もあるかと思われる。

四季画巻 月岡雪鼎 安永年間(1772~81)前期 ミカエル・フォーミッツコレクション
四季を象徴する花が描かれた後に、各季節にイメージされる交合図が挟まれる。
季節の花と女をオーバーラップさせた春画の名品。
夏には菖蒲が描かれ、今まさに盛りを迎えた女が、男の雄根に女の花芯を貫かれ、薄物をはだけさせながら身悶え激しく交わるさまが表される。


競艶図 月岡雪鼎 江戸時代(18世紀)
几帳の蔭で同衾する公家の男女に始まり、様々な姿態で愛を交わす全12図の春画巻。

金瓶梅 歌川国貞 江戸時代(19世紀)
上巻10場面、下巻8場面からなる、国貞の肉筆春画。
画中画の波涛図など、徹底的な描き込みが本作の特徴になっている。

四季競艶図 鳥文斎栄之 寛政年間(1789~1801) ミカエル・フォーニッツコレクション
春夏秋冬の四季を主題とした四幅対の春画。


狐忠信と初音図(春画屏風)絵師不詳 江戸時代(19世紀)
一見、男女の鎧武者が組み合ってるのみと見えるが、男の草摺をめくりあげると、交接部が露になる。浮世絵ならではの遊び心を感じる。春画なだけに。


しばしば名前が出てくる春画コレクターの ミカエル・フォーニッツなる人物は、名前からしてドイツ人かオーストリア人と思われるが、あの真面目で融通が利かなさそうなドイツ人が収集した春画を見て、夜な夜なハアハアしてたかと思うと、やはりドイツ人は昼間は真面目で融通が利かなさそうな顔して、夜は変態なのかと思わざるを得ない。
芸術と快楽に生きるオーストリア人ならああやっぱりという感じである。
拍手千回キリ番おめでとうございます(^-^)v

春画展の記事の拍手数がふたけたに達したので、今回は拍手をくださった皆さんの熱いご要望にお応えして、春画集に収録されてた春画のなかから、自分の独断と偏見で厳選した十枚を紹介します。
なお今回の記事では、春画は芸術作品であるという学術的な見地から、江戸時代の風俗を知るための歴史的資料として無修正で紹介します。

好色十二図 歌川国政 享和3年~文化3年(1803~06) ミカエル・フォーニッツコレクション
全12図中、町家の場面は3図で、残り9図が遊里や茶屋での情景となっている。

天癸両濫 狩野彰信(章信)文化11年(1814)白澤菴
徳川将軍の御用絵師である狩野彰信による春画巻。
「天癸」とは中国医学で人体の成長と生殖機能を促進するもの。「天癸両濫」の題は両性の「天癸」が豊かに溢れ湧くことを願ったといえ、本作が大名家などの婚礼に際して作られたと推測させる。

春宵秘戯図巻き 西川祐信 享保年間(1716~36)中期
京都の浮世絵師、西川祐信の肉筆春画。無背景の素地ながら、夏季かどうかのシチュエーションを、団扇などの小道具表情で描き分けている。
無背景だからこそ想像力を掻き立てられ、ことさら興奮するという趣もあるかと思われる。

四季画巻 月岡雪鼎 安永年間(1772~81)前期 ミカエル・フォーミッツコレクション
四季を象徴する花が描かれた後に、各季節にイメージされる交合図が挟まれる。
季節の花と女をオーバーラップさせた春画の名品。
夏には菖蒲が描かれ、今まさに盛りを迎えた女が、男の雄根に女の花芯を貫かれ、薄物をはだけさせながら身悶え激しく交わるさまが表される。


競艶図 月岡雪鼎 江戸時代(18世紀)
几帳の蔭で同衾する公家の男女に始まり、様々な姿態で愛を交わす全12図の春画巻。

金瓶梅 歌川国貞 江戸時代(19世紀)
上巻10場面、下巻8場面からなる、国貞の肉筆春画。
画中画の波涛図など、徹底的な描き込みが本作の特徴になっている。

四季競艶図 鳥文斎栄之 寛政年間(1789~1801) ミカエル・フォーニッツコレクション
春夏秋冬の四季を主題とした四幅対の春画。


狐忠信と初音図(春画屏風)絵師不詳 江戸時代(19世紀)
一見、男女の鎧武者が組み合ってるのみと見えるが、男の草摺をめくりあげると、交接部が露になる。浮世絵ならではの遊び心を感じる。春画なだけに。


しばしば名前が出てくる春画コレクターの ミカエル・フォーニッツなる人物は、名前からしてドイツ人かオーストリア人と思われるが、あの真面目で融通が利かなさそうなドイツ人が収集した春画を見て、夜な夜なハアハアしてたかと思うと、やはりドイツ人は昼間は真面目で融通が利かなさそうな顔して、夜は変態なのかと思わざるを得ない。
芸術と快楽に生きるオーストリア人ならああやっぱりという感じである。
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