1時間待つくらいなら1時間歩く

暁斎展の後、晴海まで花火を見に行く。
交通規制で晴海埠頭行きのバスは使えないので、都営で取り敢えず勝どきまで行き、晴海埠頭よりは豊海埠頭の方が距離が近いので豊海埠頭まで行ったら、公園内は工事中で観覧できないとのことなので、今来た道を勝どきまで引き返して、晴海埠頭まで向かう。

晴海埠頭に着いたら既に火の手が・・・じゃなくて花火がポンポン上がっている。たーまやー。
花火がキレイだったのもさることながら、観覧客がおとなしく座ってみていたのも感動的だった。こんなときは日本に生まれてよかったと思う。
花火大会が終わって帰途についたはいいが、問題は無事に最寄りの地下鉄に乗れるかである。交通規制で新宿行きの都営バスは動いていない。サムネイルの画像が花火大会とは全然関係ない沖田艦長なのも、無事に家に帰れるかという悲壮感の現れである。
取り敢えずひたすら歩いて月島駅まで行く。月島駅前は黒山の人だかりである。水木しげるの人間玉が頭に浮かぶ。
とてもじゃないが電車には乗れそうにないので、今来た道をまた引き返して晴海通りまで行くことにしたが、道がわからなくなったので、近くにいた警官に道を訊く。
「日比谷の方に行きたいんだけど」
「日比谷ならこちらの方向になりますが遠いですよ」
「んじゃあ三宅坂の方に行きたいんだけど」
「三宅坂も日比谷と同じ方向になりますが」
「この道このまま歩いてくとどこに着くの」
「門前仲町ですね」
今考えてみれば大江戸線で帰るのだから門前仲町でもよかったのだが、そのときは日比谷の方まで行くことしか考えてなかったので、ひたすら晴海通りを歩く。

勝鬨橋を渡って日比谷目指してひたすら歩くが、途中で東銀座駅を見つけたので、東銀座駅から浅草線の地下鉄に乗る。
大門駅で大江戸線に乗り換え、電車が混んでたので、両国方面の電車に乗り、森下駅で光が丘方面の電車に乗り換えやっと座ることができた。
その後電車に座ってぼーっとしていたが、自分の乗ってた電車が月島、勝どきに着いたとき信じられない光景を目にした。
明らかに花火大会の観覧客と思われる人々が、立て続けにドカドカ乗り込んできたのである。
こちらが晴海埠頭から東銀座まで、悠に1時間以上は歩いたかと思われるが、こちらが1時間以上歩いている間も待ちつづけた人々がまだ電車に乗れていなかったという事実に驚愕した。
スマホで歩行距離をチェックしてみたら15キロだったが、人間その気になれば結構歩けるもんだなと思った。てゆーか晴海埠頭から15キロって新宿抜けて練馬まで行っちゃうじゃねーかよ。
急がば回れという言葉もあるが、当てもなく待つというのは自分の性に合わない。
1時間待つくらいなら1時間歩く。

上の画像は沖田艦長がパッケージの牛タンカレーの裏側。
牛タンカレーって宇宙海軍でも食べられていたんだー(棒)
そういえば帰りに立ち寄ったコンビニに「結城」「板垣」という店員がいた。随分格好いい名前じゃねーかよ。
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